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最北限のお茶『奥久慈茶』

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 茨城県大子町は『奥久慈』と呼ばれ、新潟県村上市と並んで日本最北限の商用的お茶の産地です。

大子町の日本三大瀑布の袋田の滝は、氷瀑の滝として知られています。冬の最低気温はマイナス5度、日中は10度前後で寒暖の差が激しく茶摘みの時期は九州や静岡よりも約1ヶ月ほど遅い5月中旬になります。しかし、この寒暖の差の激しい環境で育つ茶葉だからこそ、肉厚で成分の濃いお茶が抽出され、また病害虫も少ないため奥久慈茶の多くの栽培農家は、科学農薬低減にとり組みエコファーマーの認定を受けています。奥久慈の豊かな自然に育まれた奥久慈茶は「​奥久慈しゃも」や「奥久慈りんご」など​の特産品と共多くの皆さまに愛されています。

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小さな産地だからこそ上質茶であるべき

奥久慈茶の歴史は500年前の室町時代末期、地元の僧侶が京都宇治よりお茶の種を持ち帰ったのが始まりだと言われています。江戸時代には京都宇治より職人を招いて技術を磨き、品質向上に取り組み、明治三十二年には日本を代表する品質の高い日本茶としてパリ博覧会に出展されるなど、高い評価を

得るまでになりました。

長い歴史の中で、ここは他の産地に比べて耕地面積が少ないため、技術を磨き量産よりも品質にこだわる上級茶であるべき。という思いが育まれ奥久慈ブランドを確立しました。

奥久慈茶は一番茶のみを使用し、現在は日本茶の多くが深蒸し製法が中心の中、昔ながらの「浅蒸し」「中蒸し」を主としています。

北限の寒暖差の激しい気候の中で育つ厚みのある茶葉は中蒸しでありながら

しっかりした旨味、甘み、香りがあり二煎目、三煎目になっても美味しく飲むことができる「差しが効く」お茶として高く評価されています。

奥久慈茶〜北限の碧い雫 ブランドブックより一部引用

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奥久慈茶を愉しむための『茶の里公園』​では
茶室『随喜』にて本格的なお抹茶体験が出来るほか、
​茶摘みや茶揉み体験なども行っています。
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